インコの飼育

ホオミドリウロコインコ(Green cheek conure)は、中型インコの中では飼いやすく、とても賢いインコです。セキセイインコなどでは、人に触られるのを嫌う子が多いですが、ウロコインコは触ることができ、犬や猫に似た感覚で触れ合えるペットになってくれます。

ホオミドリウロコインコの基本情報

原産国:南米(ボリビア周辺)

寿命:15年~30年

体長約26cm、体重60~80g


Q、ウロコインコを飼うのに必要な物は何?

ヒナの場合

  • プラケース:ヒナのうちは温度管理がしやすく、雛の様子も見えやすいプラケースで育てます。
  • さし餌用のスプーンと容器:先が細くなっている専用のスプーンを使うと与えやすいです。スプーンで食べない子にはシリンジが必要になります。
  • ペット用ヒーター:ヒナのうちは保温は必要です。
  • 温度計・湿度計:ヒナに最適な適温は26〜30度、湿度は60〜70%です。プラケースに入れられるものを選びましょう。また、さし餌の温度を測るときにも使うので棒状のものもあったほうがいいです。
  • さし餌用のえさ(粟玉、フォーミュラなど)
  • 床材:プラケースの底に敷くものです。ハムスターなどにも使う木製のチップを敷いてあげると保温効果もあるし、糞の水分を吸収するのでヒナが汚れません。キッチンペーパーでも代用できます。
  • 体重計(キッチンスケール):さし餌を食べる前、食べた後の体重測定に使います。

さし餌のフォーミュラの一例です。

容器は湯煎できる耐熱容器を選びましょう。

成鳥の場合

  • ケージ:一辺の長さが35〜50cm位のケージが必要です。手のりならHOEI35手のりが使いやすくておすすめです。
  • 止まり木:ケージに付属していますが、ウロコインコには細すぎる場合は別に購入しましょう。爪が伸びにくいものなど、いろいろあるのでお好みで付け替えてください。
  • えさ入れ:これもケージに付属していますが、ペレット用、シード用など何個かあると便利です。
  • 水入れ:これもケージに付属しています。汚すのが気になる場合はケージの外側から設置するサイフォン式のものもあります。
  • ハンモックやテント:ウロコインコは止まり木で寝るよりも布の上で休みたいようです。フリース素材なら爪が引っかからないのでおすすめです。※布を噛んだり、食べたりする子の場合は、フリースは危険です。天然素材の布を選びましょう。
  • えさ:主食は「ペレット」と「シード類」があります。「シード」の場合は副食として野菜、カルシウムを補給するための「カトルボーン」や「ボレー粉」、ビタミン補給のために水に溶かすサプリメントなども与えるようにします。
  • おもちゃ:音が出るものや、かじって壊すタイプのものなど、インコが気にいるおもちゃを入れてあげましょう。同じおもちゃだけだと飽きてしまうので、時々変えてあげると喜びます。プラスチックのおもちゃはかじって食べてしまうことがあるので、おもちゃの強度に注意してください。
  • キャリーケース:通院などの移動時にあると便利です。ヒナの時に使ったプラケースでも代用できます。
  • 水浴び用の容器:大きくて浅いトレイなどで水浴びさせてあげましょう。

Q、どんなエサをあげればいいの?

ヒナの場合

ケイティー・イグザクト・ハンドフィーディングフォーミュラ ベービーバード用がよく食べてくれるようです。

フォーミュラにお湯を入れてよく混ぜ、ポタージュのような少しとろみのある状態にします。温度は40度を保つようにお湯を入れた容器に入れ子にして温めながら与えます。

急に食べなくなった時は冷えていることがほとんどです。

成鳥の場合

ヒナから大人の餌に切り替える際は、エッグフードも与えます。自分でしっかり食べられるようになったら、ペレットかシード、または両方を与えます。副食として野菜、果物を与えます。

シードの場合は、栄養不足による肝臓障害、換羽異常などの可能性がありますので、サプリメントを上手に使いましょう。カルシウム、ビタミン、ミネラルを与えてください。

ペレットは総合栄養食で、ペレットだけで育てることができます。ペレットの好みもあるようなので、好きなペレットを選んであげましょう。

ペレット食の場合でもおやつとしてシード(ひまわり、麻の実など)をあげると喜びます。

また、ウロコインコは果物が大好きです。いちご、みかん、リンゴ、バナナ、キウイ、桃、メロンなど、ほとんどの果物は与えても大丈夫です。さくらんぼも大好きですが、種を取ってからあげてください。

イグザクト213gで約2週間分です。食べ残しを破棄することになるので、作る量によってはもっと必要かもしれません。


Q、ウロコインコの種類は?

ウロコインコは、アカハラウロコインコ、ウロコメキシコインコ、イワウロコインコ、ホオミドリウロコインコなどたくさんの種類がいます。

国内で飼育数が多くペットショップなどでよく見かけるのは、ホオミドリウロコインコです。

ホオミドリウロコインコは、色変わりが多く、ワキコガネ、シナモン、パイナップル、ブルー(ターコイズ)、ブルーシナモン、ブルーパイナップル、ブルーワキコガネ、バイオレット、サンチーク、ムーンチーク、ミント…などが作出されています。

パイナップル(左)

ワキコガネ(右)

ワキコガネはオパーリンとも呼ばれます。ワキコガネは、クチバシが黒っぽく、足が明るい色です。

パイナップル

ウロコインコパイナップル。

ワキコガネとシナモンが重なって産まれます。翼の裏や足の近くが黄色です。クチバシと足の色は薄いピンクです。

赤の強いレッドパイナップルもいます。

シナモン

ウロコインコシナモン。

ノーマルと比べると足や嘴の色が薄く、羽も全体的に薄い色になります。

落ち着いた色で、黄色味はありません。

ノーマル

ホオミドリ(アカオ)ウロコインコ 。

名前の通り、頬、翼、体は緑、腹部と尾が赤です。

クチバシと足が黒です。

ブルー(ターコイズ)

ウロコインコブルー。

ブルーと言っても青ではなく、ターコイズになります。

ノーマルから赤色がなくなったため、尾もベージュや茶色になります。

ブルーワキコガネ (ターコイズオパーリン)

嘴と爪は黒く、足は明るい色になります。腹部は黄色で少し赤色も残ります。

ブルーシナモン(ターコイズシナモン)

ウロコインコブルーシナモン。

ブルーの色がうすくなったブルーシナモンです。ブルーパイナップルとの違いはお腹に赤みがあるかどうかで分かります。